取引先から理不尽なクレームを付けられて売掛金の支払いを拒まれたが、提訴の結果、支払いを受けたケース

依頼者

株式会社(商社)

相談前

依頼者が、ある商品を取引先に販売しました。
取引先は、商品の内容にクレームをつけて、売掛金の支払いを拒みました。
クレームの内容は、商品に不具合があるというものでしたが、依頼者としては、そのクレームの内容には納得できませんでした。

相談後

話し合いでは解決できなかったので、依頼者が原告となって訴訟を提起することになりました。
訴訟の中で、証人尋問などの結果、その商品の引き渡し後の保管状況が極めて劣悪であったことが明らかとなりました。
結局、不具合の大部分は相手方の管理下において発生したことが強く疑われるということになり、請求額の大部分を相手方が認める形で和解し、支払いも受けました。

弁護士からのコメント

売掛金の支払いを受けられない場合、その理由は様々ですが、上記のような理不尽なクレームを付けられた場合は、泣き寝入りする必要はありません。
おかしなクレームをつけてくるところは、大抵、そういうことをあちこちで繰り返しています。
クレームに正当な理由がなければ、断固として主張すべきは主張しましょう